公務員を辞めた本当の理由|18年勤めた県庁を辞めて、僕が取り戻したかった3つのこと

公務員を辞めて、僕が取り戻したかった3つのこと 主夫FIRE体験談

「もうやめたい」「もうムリ」「しんどい…」

公務員として働いていた頃、毎日のようにつぶやいていた言葉です。

約1年前、僕は18年勤めた県庁を辞めました。

「なんで辞めたの?」「もったいない!」「不安はなかったの?」

辞めてから、よく聞かれます。

「ストレスが限界だった」
「意義を感じない仕事が多かった」
「頑張っても給料は上がらなかった」

どれも僕の本音です。

でも、辞めてから1年以上経って、ふと気づきました。

僕が本当に手に入れたかったのは、もっと別のものだった。

公務員を辞めようと思った本当の理由は、3つあります。

  • 家族との時間を、取り戻したかった
  • 人生の操縦桿を、自分の手で握りたかった
  • 自分の力で、稼げるようになりたかった

今、まさに公務員を辞めたいと考えているあなたに、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです!

理由① 家族との時間を、取り戻したかった

娘が生まれたばかりの、一番大変な時期。

なぜか僕は、三交代制の夜勤のある部署に異動させられました。

事前の聴き取りで「夜勤は無理です」と、はっきり伝えていたのに、です。

「おれ、なんか悪いことしたっけ?」

本気でそう思いました。

でも公務員の人事異動は、希望が通らないのが当たり前。
むしろ「希望を書くと逆の結果になる」なんて噂まであるくらい。

慣れない夜勤で体力もメンタルも削られながら、家に帰っても、生まれたばかりの娘をかわいがる余裕すらない。

夜勤のある職場を抜け出せたと思ったら、異動した先はさらに激務な部署。
毎日の残業、休日出勤は当たり前。仕事の内容も超ストレスフル。

朝、娘の寝顔だけ見て家を出る。
夜遅くに帰ってきて、倒れるように寝る。

妻には、本当に頼りきりでした。
申し訳ない気持ちと、自分への情けなさが、ぐるぐる回る日々。

「自分は何のために働いているんだろう」

ふと、そう思うようになりました。

仕事で疲弊して、家族との時間も削られて、僕は、何を得ているんだろうと。

子どもが小さい時期は、本当に今しかありません。

娘の「初めて◯◯した」を、僕は何回見逃しただろう。

仕事と家族の天秤は、僕の中でどんどん家族側に傾いていきました。

そして、それを取り戻すには、もう、辞めるしかなかった。

理由② 人生の操縦桿を、自分の手で握りたかった

公務員の人事異動は、本当にしんどいんです。

希望を書いても通らない。
むしろ逆の結果になる。
住む土地まで変わることもある。

配属、業務内容、勤務時間、勤務地——僕の人生に関わる大事なことのほぼすべてを、組織が決めていました。

しかも異動を告げられるのは、ほんの1~2週間前。
準備なんてまともにできるわけがない。

「これって、誰の人生なんだろう?」

そう思うことが、何度もありました。

そして、さらに受け入れられなかったのが——

「仕事ができない上司が、自分より高い給料をもらっている」

という現実です。

ちゃんと仕事をする人ほど、難しい仕事が回ってくる。
そうじゃない人は、適度に流して、なんとなく年功で給料だけは上がっていく。

「あの仕事しない先輩より、僕は給料少ないのか…」

何度もそう思いました。

努力しても評価されない。
意思も尊重されない。
住む場所も、仕事の内容も、自分で決められない。

これって、自分の人生を生きていることになるのかな。

そう疑問に思い始めた瞬間から、僕は、人生の操縦桿を自分の手に取り戻したくなりました。

辞めるという選択を、自分の意思で選ぶこと自体が、もう人生のハンドルを握ることでした。

理由③ 自分の力で、稼げるようになりたかった

公務員のいいところは、安定です。

仕事ができなくてもクビにはならない。
ちゃんと毎月、給料は振り込まれる。

でも、それは「与えられている」お金なんです。

組織の中で、決められたルールに従って働いていれば、自動的に振り込まれる。
自分の能力がいくらの価値を生んでいるのか、正直、よく分かりませんでした。

18年も働いて、自分の市場価値が分からない。
このまま定年まで勤めたら、僕は社会の中で何ができる人間なのか、ますます分からなくなる。

「自分の力で、1円でもいいから稼いでみたい」
「市場と直接、対峙してみたい」

そう思うようになりました。

それと、これも大きい——

頑張ってもサボっても、給料は同じ。
クビにもならない。

「だったら頑張らない方がいいじゃん」

そう思ってしまう自分が、僕は本当に嫌でした。

性格的に、なんだかんだ真面目にやってしまうんですけどね😅

でも、心のどこかで「頑張ること」がバカらしくなっていく感覚はありました。

このまま定年までいたら、僕の中の何かが摩耗して、戻らなくなる気がしたんです。

それは、嫌だった。

自分の力でお金を稼ぐという実感がほしかった。

—— と、立派なことを書いてますが、

今のフリーランス収入は、はっきり言って雀の涙です。
というか、むしろ赤字です😂

それでも、自分の手で稼いだお金の重みは、給料とはまったく違う。
たとえ少額でも、「自分の力で生み出した」という実感がある。

ここに辿り着けたのは、本当に収穫だったと思います。

(もちろん、これは妻が安定収入を稼いでくれているからこそ挑戦できている話です。妻には感謝しかありません)

公務員を辞めて、本当に取り戻せたのか

結論から言うと、取り戻せています。

朝、家族と一緒にゆっくり食事をとる。
娘が学校から帰ってきたら、一緒にゲームをする。

かけがえのない時間を過ごせています。

仕事は自分で選ぶ。
つらいと思うほどしんどいことはやらない。
人生の操縦桿は、ちゃんと僕の手の中にある。

収入は減ったけど、公務員時代よりずっと人間らしい暮らしです。

公務員を辞めたいと感じている、あなたへ

辞めることが正解だ、なんて言うつもりはありません。

公務員の安定は、大きな価値です。
家族構成や、置かれている状況によって、辞められない人もいると思います。

でも、もし今あなたが本気で「辞めたい」と感じているなら——

ぜひ一度、こう自分に問いかけてみてほしいんです。

「自分が、本当に取り戻したいものは何だろう?」

家族との時間か。
人生の自由か。
自分の手で稼ぐ感覚か。
それとも、別の何かか。

それが見えてくると、辞めるべきかどうかの答えも、自然と見えてくると思います。

少なくとも、僕の場合はそうでした。

「ストレスが限界」「意義のない仕事」「努力が給料に反映されない」——
これらは、本当に辞めたい理由の表層でしかなかった。

その奥にある「本当に取り戻したいもの」に気づいたとき、僕は、ようやく辞める決断ができたんです。


このブログでは、僕が公務員を辞めるまでに準備したこと、辞めてからどんな生活を送っているかを、リアルに書いていきます。

節約、投資、退職手続きなど、具体的に役立つ話も、これから書いていく予定です。

同じように悩んでいるあなたの、ちょっとした道しるべになれたら嬉しいです。

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